目黒本店さんの写真 [2月25日──この紙切れは気で倒れました。] [02月25日]
東洋医学をささえる東洋思想の根底には陰陽理論がございやす。世の中の物質や現象のすべてを陰と陽との二元論で読み解こうという考え方でございますな。「うちが陰ならそとは陽」「うえが陽ならしたは陰」てなぐあい。でも気を付けましょうね、陽が上位で陰が下位、みたいな価値判断はございません。あくまで性質で分けてく くっているだけ。それに同一物であっても対比されるものによって陰陽は入れ替わるし。おそらく思うに、もしこの世の中が陽の気だけで満たされていたなら、常に流動するものとしての気の性質は必要なかったのじゃないか。陰の気があってはじめて、宇宙をおおう気のなかに流れが生じる━━ちょうど気圧の高低のように。御理解 いただけますかな、この話? |
サイズ 480 x 640
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